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BIM-EPIC


BIM-EPICはテープ及びディスクの強力な自動管理システムでz/VSEとMVTデータセンターのパフォーマンスを飛躍的に向上させます。資源割り当てを自動化することで、オーバーヘッドを追加せずにテープとDASDの利用度が改善されます。更に、BIM-EPICはVSE/ESAの機能を利用し、データの安全性と使いやすいオンライン・カタログ管理機能を約束します。

高度なテクノロジー

BIM-EPICを使えば高度なテクノロジーによってストレージ・メディアを効率良く管理できます。本製品は新しい操作環境がリリースされる都度それを利用し、オンライン・カタログ管理機能のような最新のストレージ管理機能をもっています。

VSE/ESAの利用

BIM-EPICはユーザがVSE/ESAを最大に活用できるよう強化されました。BIM-EPICは指定された臨時ワーク・ファイル(例えばコンパイラーのワーク・ファイルやSORTWKエリア)に二次カタログを使います。この二次カタログはバーチャル・ディスク或いはメイン・カタログとは異なるDASD上に常駐できるので、メイン・カタログの無用なオーバーヘッドを軽減し、システムのパフォーマンス全体を向上させます。また、臨時データセットをバーチャル・ディスクに再度仕向けることができるので、時間の節約とI/Oが削減できます。仮想記憶域の下限を解消するために、BIM-EPICのラベル・エリアとQuick Disk Allocation System (QDAS)制御テーブルを境界以上に移しました。その結果下限記憶域が80Kから300K節約となります。

簡単なカタログ管理

素早く簡単にカタログを管理する為にBIM-EPICには新しいDSN Catalog Online Managementシステムがあります。この機能があると、次のようなことができます:

 ・ BIM-EPICカタログの表示と管理
 ・ BIM-EPICデータセット定義
 ・ BIM-EPICシステム構成の保守
 ・ BIM-EPICユーザ・プロファイルの保守
 ・ BIM-EPICカタログ統計の表示

BIM-EPICにはそのオンライン・インターフェースにユーザ定義ができるWYSIWYG表示がありますから、ニーズに合った画面を定義する事ができます。また、オンライン機能を使えば機能とフィールド両方のレベルでの包括的なヘルプ・システムによって、柔軟性、最高の機能、使いやすさなどが得られます。カタログ管理に関しては、BIM-EPICはバッチ・プログラムでデータセット定義とその更新や、データセットの世代情報の削除などの完全なカタログ保守ができます。

VMテープ制御

BIM-EPICを使うと、一つ以上のバーチャルマシンを使う際に手動でアタッチ/デタッチをせずにVM下のテープドライブを制御できます。

セキュリティ機能

BIM-EPICはシステムのストレージ資源をあらゆる面から管理、保全、レポートをします。監査機能には次のようなものがあります:

 ・ データセットのステータスと利用状況レポート
 ・ 基本ジョブのアカウンティング
 ・ プログラムと区画による活動ログ
 ・ テープ異常レポート
 ・ データセットのロック、アンロック、リリース
 ・ パスワードによるセキュリティ保護
 ・ データ暗号化
 ・ 緊急復旧

優れたパフォーマンス

BIM-EPICは特にz/VSE環境のために作られた唯一のテープとディスク管理システムです。優れたパフォーマンスを実現する為にz/VSEの能力を完璧に利用し、様々な自動化機能をもっています。

自動化による効率

BIM-EPICの持っている多くの自動化機能により、データセット資源の割り当て、利用、解除を最大の精度と効率で管理できます。次のような機能があります:

 ・ テープやディスクへのワーク・ファイルの自動割り当てと不要になったワーク・エリアの即時リカバリー
 ・ 自動ボリューム認識
 ・ JCL割り当てステートメントを不要にする論理ユニット自動割り当て
 ・ 自動データセット・カタログ
   BIM-EPICはその制御下で作られたデータセットを自動的にカタログできます。また、これらのデータベースの活動を全てログします。データセットがどの位の期間保持されるべきかを指定すると、後はBIM-EPICが引き受けます。
 ・ ジョブのスケジューリング
   BIM-EPICのJob Management and Control Language (JMCL)により、使用するアプリケーションのために、無駄な処理時間をなくし自己監視できるジョブ制御環境を作る事が出来ます。日付、時間、ジョブ完了、条件コードなどに基づいた条件付ジョブ実行が簡単に行えます。ジョブ・スケジューリングとインテリジェントJCL機能には次のようなものがあります:
   ・ 条件付ジョブ実行
   ・ 条件付ステップ実行
   ・ 記号JCL置換
   ・ ジョブ持続制御
   ・ 自動ジョブ解除
   ・ DOS DDステートメント

テープドライブの最適化

BIM-EPICのテープ機能はオペレータ・コンソールにおける反応速度を改善する為に設計されています。次の機能があります:
 ・ 早期のテープ・ドライブ解除
 ・ 複数ファイル及びリール対応
 ・ ボールト管理サブシステム
 ・ ラベルなしテープ対応
 ・ ASCIIテープ・ラベル対応
 ・ テープ・ラベル印刷対応
 
ディスク・ドライブの最適化

BIM-EPICのディスク機能はDASDスペースとチャネル利用度をめざましく改善します。次の機能があります:
 ・ BIM-EPICのQuick Disk Allocation Systemを利用した高速データセット割り当て
 ・ 論理レコードによる割り当て
 ・ 自動二次割り当て
 ・ 自動同等ファイル削除
 ・ 自動ファイル切り捨て
 ・ DASD装置からの独立性
 ・ ファイルの分割
 ・ データセットの生成

無類のスピード

BIM-EPICは他のどのテープ/ディスク・マネージャーよりも早く作動します。他の製品は常にスーパーバイザー・コール(SVC)に割り込み、制御し、必要とされる機能がないか確認し、それから制御を解除します。このプロセスを繰り返すだけです。一方BIM-EPICは必要な時にしか制御しませんから、CPUはそれ本来の購入目的のために開放されます。

装置のより広範な可用性

BIM-EPICはテープ・ドライブとDASDの割り当てを管理しますから、実際に必要となるまでジョブに割り当てられる事はありません。その結果ドライブは他の区画やCPUに開放されます。BIM-EPICには他にも次のような機能があります:
 ・ オフロード/オンロード機能 − 使っていないデータセットのバージョンをテープに移す事でディスク・スペースを管理
 ・ 自動アタッチ/デタッチ − ドライブをCPU間で共有
 ・ ディスクのプール − ディスク装置使用の最適化
 ・ ディスク装置からの独立性 − ジョブはfixed block architecture (FBA)装置とcount key data (CKD)装置の両方でプログラムや JCLの変更無しに実行可能

その他のパフォーマンス関連機能

 BIM-EPICのその他のパフォーマンス最適化機能は:
 ・ 区画間、実マシン及び仮想マシン間の資源の共有
 ・ 実マシンか仮想マシンかに拘わらずマシン間で共有できるカタログ
 ・ アプリケーション・プログラムへの変更が必要ないデータ・レコー ドの再ブロック化
 ・ BIM-EPICオフロード・ファイルの統合
 ・ プログラムの再コンパイルやJCL変更無しで交換可能なテープやディスク・ストレージのメディア
 ・ プログラムの最コンパイルはせずにJCLの変更により論理IOCSユニット・レコード装置としてプログラム
  で定義されているデータセット用のディスク或いはテープを使うためのGeneric Device Independence
   for Unit Record (GDIUR)デバイス。
 ・ MVSの場合のように一つのプログラム、OPEN、で複数のファイルにアクセス(連結)
 ・ サイクル保存のみに基づくディスク世代の自動(リアルタイム)削除
 ・ カタログ・バックアップからのカタログ・レポート作成
 ・ Native Memorex Automated Tape Library対応
 ・ IBM 3494 Automated Tape Library対応 (VTS対応も含む)
 ・ STK Silo対応
 ・ マルチACL対応
 ・ SYNCSORTRへのダイレクト・インターフェース
 ・ 3480/3490/3590テープ・ドライブのFast Block Locate対応

システム要件
BIM-EPICはVSE/ESA及びMVT/VSEに対応しています。
BIM-EPICはユーザに安全かつ長期投資を保証するためIBM社のSystem View戦略に適応しています。

まとめ

BIM-EPICはデータセットの割り当て、使用、解除を制御するテープとディスクの自動管理システムです。このプロダクトがあればデータセンターのスタッフは大量のテープとディスクのデータセットを追いかける作業から開放されます。ハードウェアの利用度を改善し、データのセキュリティや使いやすいオンライン・カタログ管理機能を約束します。

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